Purple038の日記

自分の好きなものを紹介

【小説紹介】セブンス

セブンス

https://ncode.syosetu.com/n3250cl/

 

作品情報

  • タイトル:セブンス
  • 作者名:三嶋 与夢
  • 完結済:全345エピソード
  • 総文字数:2,181,890文字
  • 書籍ヒーロー文庫より発売

 

あらすじ

ライエル・ウォルトは伯爵家であるウォルト家の嫡子であった。
だが、完璧である妹のセレス・ウォルトとの勝負に負けて廃嫡。完膚なきまでに打ちのめされ、心を折られた状態で家を追い出されてしまう。
そんなライエルが家を出る前に手に入れたのは【青い宝玉】だった。宝玉には歴代当主たちの【スキル】そして【本人たちの生前の記憶】が保管されていた。
記憶として宝玉内で蘇ったウォルト家のご先祖様、その数はなんと七人! 頼りになるご先祖様たちの意見を聞き、ライエルの物語が始まる!
……とは、ならず、七人もいれば価値観も違えば、当然意見も違う。ライエルに対しても罵声は当たり前。情けないと呆れる始末。
ライエルはそんな七人の記憶が封じられた宝玉を手に、再び立ち上がる事が出来るのか?

七人のご先祖様と共に戦う冒険ファンタジー、ここに開幕!

 

物語の要素

  • R15
  • 残酷な描写あり 
  • 冒険
  • 男主人公
  • 西洋
  • 近世
  • ハーレム
  • スキル
  • 七人のご先祖様

 

物語の設定と主人公の成長

「セブンス」は、主人公が家族から追放され、婚約者と共に旅を始めるところから物語が始まります。彼は過去の先祖たちの助言を得ながら、自身の成長とともにハーレムを形成していきます。この独特な設定と主人公の成長過程は、読者を引き込む大きな要素となっています。

 

ハーレムのリアリティ

この作品のハーレムは、他の作品とは一線を画しています。各ヒロインが主人公に対して独自の感情を持ち、それぞれが主人公に対する思いを抱きつつも、他の女性との関係に悩む様子が描かれています。これにより、ハーレムが単なる都合の良い存在ではなく、リアルな人間関係として描かれています。

 

ギャグとシリアスのバランス

「セブンス」は、コメディーとシリアスな展開が巧みに組み合わさっています。主人公が「成長」した後のナルシストな行動や、普段とのギャップが笑いを誘います。一方で、真剣な場面では読者を深く感動させ、泣かせる力も持っています。

 

先祖たちの存在

物語には、主人公の先祖たちが重要な役割を果たしています。彼らは主人公に助言とスキルを授け、時には彼をからかいます。しかし、彼らの存在が主人公の成長を助け、物語に深みを加えています。

 

結末と全体のまとまり

「セブンス」は、結末が非常に綺麗にまとまっている作品です。物語の各章は起承転結がしっかりとしており、主人公の心身の成長、魅力的なヒロインたち、そして毎日の更新にもかかわらず、その字数と最後のまとまり方は読者を大満足させます。