セブンス
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作品情報
- タイトル:セブンス
- 作者名:三嶋 与夢
- 完結済:全345エピソード
- 総文字数:2,181,890文字
- 書籍:ヒーロー文庫より発売
あらすじ
ライエル・ウォルトは伯爵家であるウォルト家の嫡子であった。
だが、完璧である妹のセレス・ウォルトとの勝負に負けて廃嫡。完膚なきまでに打ちのめされ、心を折られた状態で家を追い出されてしまう。
そんなライエルが家を出る前に手に入れたのは【青い宝玉】だった。宝玉には歴代当主たちの【スキル】そして【本人たちの生前の記憶】が保管されていた。
記憶として宝玉内で蘇ったウォルト家のご先祖様、その数はなんと七人! 頼りになるご先祖様たちの意見を聞き、ライエルの物語が始まる!
……とは、ならず、七人もいれば価値観も違えば、当然意見も違う。ライエルに対しても罵声は当たり前。情けないと呆れる始末。
ライエルはそんな七人の記憶が封じられた宝玉を手に、再び立ち上がる事が出来るのか?
七人のご先祖様と共に戦う冒険ファンタジー、ここに開幕!
物語の要素
- R15
- 残酷な描写あり
- 冒険
- 男主人公
- 西洋
- 近世
- ハーレム
- スキル
- 七人のご先祖様
物語の設定と主人公の成長
「セブンス」は、主人公が家族から追放され、婚約者と共に旅を始めるところから物語が始まります。彼は過去の先祖たちの助言を得ながら、自身の成長とともにハーレムを形成していきます。この独特な設定と主人公の成長過程は、読者を引き込む大きな要素となっています。
ハーレムのリアリティ
この作品のハーレムは、他の作品とは一線を画しています。各ヒロインが主人公に対して独自の感情を持ち、それぞれが主人公に対する思いを抱きつつも、他の女性との関係に悩む様子が描かれています。これにより、ハーレムが単なる都合の良い存在ではなく、リアルな人間関係として描かれています。
ギャグとシリアスのバランス
「セブンス」は、コメディーとシリアスな展開が巧みに組み合わさっています。主人公が「成長」した後のナルシストな行動や、普段とのギャップが笑いを誘います。一方で、真剣な場面では読者を深く感動させ、泣かせる力も持っています。
先祖たちの存在
物語には、主人公の先祖たちが重要な役割を果たしています。彼らは主人公に助言とスキルを授け、時には彼をからかいます。しかし、彼らの存在が主人公の成長を助け、物語に深みを加えています。
結末と全体のまとまり
「セブンス」は、結末が非常に綺麗にまとまっている作品です。物語の各章は起承転結がしっかりとしており、主人公の心身の成長、魅力的なヒロインたち、そして毎日の更新にもかかわらず、その字数と最後のまとまり方は読者を大満足させます。